育児をしながら資格をとろう!【心臓リハビリテーション指導士編〜その2〜】

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こんにちは、ぴんころです。私は急性期病院に勤務する理学療法士で、家庭では2児の母です。

そんな私が一念発起して、2019年に「心臓リハピリテーション指導士」という資格を取得しました。この記事では、どのように資格をとったのかということや私の勉強方法を紹介します。この資格について詳しく知りたい方は【こちらの記事】をご覧ください。

心臓リハビリテーション指導士になるにはどうすればいいの?

勉強の仕方を知りたい!

育児をしながら、資格をとるなんて大変なんじゃない?

こんな疑問をお持ちの方に読んでいただきたい記事です。

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まずは、心臓リハビリテーション学会に入会しよう

心臓リハビリテーション(以下「心リハ」)指導士の受験を受けるには、いくつか条件があります。その中で最も期間を要するのが、「2年以上継続して心リハ学会の会員であること」という条件です。

「心リハ指導士に興味あるな」と思った時から実際に試験を受けられるまで、最短で2年かかるので、少しでも勉強してみたいと思った方は、とりあえず心リハ学会に入会しておきましょう。

ちなみに年会費は、医師は13000円、コメディカルは8000円です(紙媒体の学会誌を希望しない場合は各-2000円です)。

勉強を開始~最初の1年間~

まずは簡単な内容から学ぼう

私が心リハ学会に入会して勉強をしようと志したときは、循環器疾患の知識はほとんどありませんでした。勉強法もよく分からなくて試行錯誤しました。

まずは、一般の人向けに書かれた心臓病に関する本や、テレビをみるようにしました。この時点で、私も一般の人と変わらない状態なので、取りかかりやすい物を選んで始めました。いきなり、専門的な参考書を読むと分からないことが多すぎて挫折しそうだったからです。

本では、上月正博先生の『イラストでわかる患者さんのための心臓リハビリ入門第2版 』や天野篤先生の『よくわかる心臓病』などが参考になりました。テレビではNHKの『きょうの健康』、がとても参考になりました。

心電図については、『ハート先生の心電図教室 基礎と不整脈編』が分かりやすいです。また、雑誌では看護師向けの『ハートナーシング』がイラスト付きで分かりやすく、現在でも良く読んでいます。

カンファレンスに参加しよう

私の勤務先では、医師・看護師・薬剤師・理学療法士・ソーシャルワーカーなどの多職種が週1回集まりカンファレンスを行っています。私は、勉強を始めて循環器疾患の患者さんを担当させていただくようになってから、循環器カンファレンスに参加するようになりました。

カンファレンス

はじめは分からない用語だらけで、何の話かさっぱり分からず戸惑いの連続でした。医師が患者さんの治療方針を話しているのに、よく理解できない状態でした。「これではダメだ!」と思い、その日分からなかったをその都度メモして、カンファレンスのあとに自分で調べたり、同僚に確認したりしました

そして、カンファレンスに参加を続けていくうちに、次第に言葉に慣れて来て、心不全患者さんの標準的な治療が分かるようになってきました。そして、自分の担当している患者さんの病状について、カルテやカンファレンスで深く考えることで、自然と知識が増えていきました

カルテでしっかりと情報収集することやカンファレンスに参加することはとても大切です!

研修参加までに勉強しておきたい事

CPX(心肺運動負荷試験)

私の勤務先では、心リハの施設基準を取得していますが、CPXの装置がありませんでした。CPXの知識は心リハ指導士取得には欠かせない知識です。研修先の施設ではCPXが一般的なな行われていたため、研修までに運動生理の基礎から復習しました。そして、実際のCPXモニターの見方や検査の流れなどを本で勉強して研修にのぞみました。

本では、足達仁先生の『CPX・運動療法ハンドブック 心臓リハビリテーションのリアルワールド 』を参考にし、webサイトでは松下記念病院の『心肺運動負荷CPX塾』でモニターの見方を特訓しました。

研修は1週間で、実際の心リハの様子や検査の様子を見学させていただけるので、とても勉強になります。研修中に10症例のレポートを書くことになると思うので、この時点である程度勉強して行かないと、研修自体がとても大変ですし、貴重な機会の中で学べることが少なくなってしまうので、注意がして必要です。

試験前の勉強法

公式テキストは熟読しましょう

心リハ学会から出版されている公式テキストに『心臓リハビリテーション必携』があります。

心臓リハビリテーション必携

たくさんの知識がまとめてある本なので、試験前はこの本で勉強することになるのですが、正直なところ文字が多く読むのが大変です。そのため、最初の1冊にはおすすめしませんが、ある程度勉強した状態であれば、「なるほど!」と思う部分があると思うので、頑張って熟読していきます。ページ数が多く、大切な内容がどこに書いてあったが探すのに苦労するので、付箋などを活用するのがおすすめです。

そして、この本は、2011年に発行されたものなので、最新の情報ではないことに注意が必要です。ガイドラインは日々更新されており、本の内容と現在の実態とが違う場合があるため、必ずガイドラインも読んだ方がいいです

参考までに『2021年改訂版心血管疾患におけるリハビリテーションに関するガイドライン』急性・慢性心不全診療ガイドライン(2017年改訂版)』のリンクを貼っておきます。

勉強するのが大変だったこと

勉強を進めていく中で大変だった分野は、やはり自分の専門外の分野です。特に薬の名前を覚えるのに苦労しました。私の勉強の仕方は、ノートの見開き1ページに標準治療薬を一通り書き出してコツコツと暗記しました。勉強してから思ったことは、この知識は決して無駄になるものではありません。薬の効果や使用目的を知ることで、担当患者さんの治療についてより深く理解することができます。

他にも栄養学や臨床心理の分野も勉強する必要があるのですが、これらも心不全患者さんと関わるときに役に立っっているなと感じるので、「どの勉強も無駄にはならない!」という思いで勉強を乗り切りましょう。

モチベーションの保ち方

試験までの間、モチベーションを保つのはとても大変です。私は試験100日を切った時から、自分の中で「10分でもいいから必ず毎日勉強する」と決めました。そしてカレンダーに何分勉強したかを毎日書き、1週間ごとに合計して「今週もがんばった!」と自分を鼓舞していました。

必ずしも勉強時間が長いからいいとはいいませんが、「こんなに勉強したんだから大丈夫」という自信は試験には重要だと思います。仕事と育児で疲れていると、勉強したくない日もありますが、一度やらなくなると楽な方に簡単に流れてしまうので、あえて自分に厳しく頑張りました。

心リハ指導士の勉強は勉強範囲がはっきりと決まっていないので、他の資格に比べて勉強の方法が難しいです。だからこそ、早い段階からコツコツとやり続けるしかないと思いました。

まとめ

  • 私が心リハ指導士取得のために実際にしたことや、勉強法をまとめました。
  • これから資格取得を考えておられる方の参考になれば幸いです。
  • 最後までお読みいただきありがとうございました。

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