【疑問を解決】結婚、出産後も理学療法士は続けられる?

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 こんにちは、ぴんころです。私は理学療法士になって3年目に結婚、その後2人の子供を出産して、出産後の現在も仕事を続けています。

 タイトルの質問に答えるとすれば、結論としては、結婚・出産をしても、理学療法士の仕事を続けることは可能です。現に自分自身何とか仕事を続けていますし、私の周りにも同様にたくさんの方が続けています。

 ただ、結婚・出産を実際にしてみて、「結婚する前に相手とこんな事を話し合っていれば良かったな」と思うことや、子育てをしながら仕事をするときに「就職先をえらぶ上でココは重要だったな」と思うことが多くありました。

 そこで、私の体験を通して感じたことを「結婚」と「出産」に分けてお伝えしていきます。

これから結婚・出産を控えている理学療法士の方や、結婚や出産後も仕事を続けたい!」と思っている方などに読んでいただきたい内容です。

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結婚と仕事

 まず結婚して変化することは、「パートナーと生活を共にする」ということです。自分の家族との生活、もしくは自分1人での生活から、パートナーとの暮らしになります。

 私は就職のときに1人暮らしを始めていたので、1人暮らしから2人暮らしになりました。相手との交際期間は約7年間ありましたが、交際するのと実際に一緒に暮らすということは全然違うと実感しました。

 結婚したことで、仕事に直接影響が出ることは少ないと思いますが、長く仕事と結婚生活を継続させていくためには、お互いにストレスをため合わないということが大切になります。その後の子育てを見据えた上でも、とても大切なことです。

 私が考える結婚前に確かめておくと良い事は以下の通りです。

パートナーと事前に確かめておいた方が良いこと
  1. 生活のリズムが合うか
  2. 家事の分担はどのように考えているのか
  3. 人生プランのすり合わせ(子供は何人、何歳くらいに、将来どこで暮らすかなど)

 まず、一緒に暮らしていく人の生活リズムを知っておくことは重要です。具体例としては、「休日の過ごし方」や、「自分と同じような日(土・日など)に休みをとれるか)、「仕事の時間帯(残業の有無)」などが挙げられます。パートナーの生活リズムを事前に知っておくことで、結婚後の生活のイメージができます。

 家事分担については、共働きであれば女性一人ですべてをこなすのは本当に大変です。そこに育児が加わると、さらに大変です。パートナーがどのくらい家事をこなせるかは、個人差が大きいと思いますが、結婚生活を開始した時点で何かしらの役割を持った方が良いです。「最初が肝心!」ということを私は身をもって体験しました。

 私の主人は、実家では主人の母と祖母が家事をすべてこなす家庭で育ったので、家事は女性がするものだという考えが根付いてるタイプでした。私は、どちらかというと家事は好きなので「私がすればいいか」と考えており、結婚当初ほぼ全ての家事を自分がしていました。はじめはそれで良かったのですが、仕事が忙しいときや出産後はそれではとても上手くいきませんでした。その時から少しずつ家事を手伝ってもらうようになったのですが、結婚当初から少しでも家事を分担していればよかったと後悔しました。

 人生プランについても、意見が分かれることが多いと思うので、大まかなことは結婚する時には話し合っておいた方がいいと思います。「将来は実家に帰るつもりだ」、「子供はたくさんほしい」など、将来の生活環境や仕事への影響がある事項などは、特に話しておいた方がいいです。

出産と仕事

 出産をすると、これまで「自分+パートナー」だった生活が、ほぼ子供中心になります。仕事の仕方もこれまで通りとはいかないのが現実です。

 育児休業を終えて、子供を保育園にあずけて仕事復帰した後、保育園の行事子供の病気などで必ず仕事を休まなければならない場面があります。自分たちの両親がみてくれる場合はいいのですが、私たちの両親は全員まだ現役で働いていたので、基本的に頼ることはできませんでした。

 そこで重要なのが職場環境です。子育てをしながら仕事を続けるのに重要なポイントを以下の通りです。就職先や転職先選びに参考にしていただきだいです。

子育てしながら働くために、職場について調べておくこと
  1. 職場内の女性の割合と年齢層
  2. 職場の育児休業制度、育児支援体制
  3. 病児・病後児保育等の制度

 職場の女性の割合が多いと、育児を実際に経験している人が多くなり育児に対して理解が得やすいです。ただ、自分と同世代の女性に偏っている場合は、結婚・出産の時期が重なって休みが取りづらくなる可能性があるので、注意が必要です。出産の時期が重なると、その後のイベント(入学式、卒業式など)もずっと重なることになるので、仕方ないことですが気を遣い合うことになります。

 職場での育児休業の取得実績や、男性職員の育児休業取得率なども分かるといいです。その職場がどのくらい育児支援に力を入れているのかが分かります。また、子供の病気やけがなどで急に休まなくてはならないときに利用できる「子の看護休暇」の制度が職場にあるかなども調べておくと良いです。子の看護休暇は原則、小学校入学前の子供1人につき年間最大5日間取得できるため、あると安心な制度です。

 職場復帰後に子供が病気をして困るのが、「何日も続けて休むこと」です。熱が出た当日は、受診などで休むのはやむを得ないのですが、熱はそう簡単には下がりません。そして、インフルエンザなどの特定の感染症になると、医師からの登園許可が出るまでは登園できません。本当に泣きたくなります。

インフルエンザの場合、発症した後5日を経過し、かつ解熱した後2日(幼児にあっては3日)を経過するまで出席停止です。

参考:保育所における感染症対策ガイドライン(2018 年改訂版)

 これでは1週間近く仕事を休むことになり、とても心苦しい状態になります。そこでお世話になるのが、「病児・病後児保育」です。病状が落ち着いていれば、発熱があっても保育してもらえるので、子供が小さいときは、頻繁にお世話になりました。私は、職場内に病児保育室があったので、昼休憩などに様子を見に行けたことで、とても安心して子供をあずけることが出来ました。医師や看護師さんが近くにいるので、急な変化にも対応していただけました。

 職場内でなくても、自宅近くの病児をみてくれる場所を探しておくのは重要です。また、病児保育は定員が少ないため、冬場などの病気が流行る時期などは入れないことがあります。そのため、私はいざというときのためにサブの病児保育室も調べていました。実際に2度くらい利用しました。

 子供が小さいときは、本当に「また?」というくらい熱を出します。子供のことは心配だけど、職場にもなるべく迷惑をかけたくないという葛藤があります。病気が少し良くなり始めたら、病児保育に預けて仕事が出来るという環境が整うだけでも、心に少しゆとりが出来るものです

まとめ

  • 結婚・出産を経て仕事を続けていくために、経験を通して重要だと思ったことをまとめました。
  • 個人的な見解なので、考えが偏っている部分があるかもしれませんが、ご了承ください。
  • これから結婚・出産を控えている方や、今現在悩んでおられる方に少しでもお役に立てれば幸いです。
  • 最後までお読みいただきありがとうございました。

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