カレーの消費量と疾患の関連性を研究
日本人が大好きなカレー。あなたもカレーが好きですか?
美味しくて、ついついご飯を食べすぎてしまうので、私自身「カレーが健康にいい」というイメージはあまりありませんでしたが、2021年12月に報告された韓国・順天大学校のHai Duc Nguyen氏の研究結果は違ったようです。
カレーライスの消費量が多い人と少ない人を比較して、心血管疾患や2型糖尿病、うつ病、関節炎などとの関連を調べた研究です。
研究結果の要旨
- カレーライスの消費が多かった人は、少なかった人と比較し、トリグリセリドの上昇、HbA1cの上昇、グルコースの上昇の割合が有意に低かった
- カレーライスの消費が多かった人は、少なかった人と比較し、高血圧、2型糖尿病、うつ病のリスクが有意に低かった。
原著論文:カレーライスの消費と高血圧、2型糖尿病、うつ病との関連:KNHANES2012-2016の調査結果 Hai Duc Nguyen, Hojin Oh, Min-Sun Kim:Diabetes & metabolic syndrome. 2021 Dec 26;16(1)
感想と考察
何ということでしょう!
カレーを多く消費した方がいいことばかりではありませんか。
どの程度のカレール―消費量が「消費の多い群」になっているかは定かではないですが、少なくともカレーを多く食べたことで健康を害するということはなさそうです。
カレー1皿分の食塩相当量は、約2.0~2.5gになります。自宅で作った場合、かなりの確率でおかわりしてしまうことを考えると、食塩摂取量としてはかなり多いと思うのですが、高血圧のリスクが有意に低かったというのは個人的に意外でした。
また、カレーと一緒にご飯を多く食べることになるため、グルコースやHbA1cは上昇しそうですが、これも反対に低くなっていたとのことで、これも意外でした。カレーの具やサラダなどで一緒に野菜を多くとることや、スパイスなどの影響があるのでしょうか。
うつ病のリスクも下がるということで、これは嬉しい効果です。おいしい物や辛い物を食べると気分が高揚するので、精神面にも良い効果をもたらすのでしょうか?
原因や考察など、今後さらに研究が進められると思いますので、結果を注視していきたいと思います。
まとめ
我が家はみんなカレーが大好きで、頻繁にカレーを作るのですが、今回の情報は朗報でした(*´▽`*)
忙しいときに簡単に作れる料理なので、何となく手を抜いている感があって、健康面もどうなのかなと思っていたので、カレーを食べると色々良いことがあると分かり嬉しくなりました。同じように思っている方は意外に多いのではないでしょうか?
家族にすぐにこの情報を共有して、野菜をたくさん入れた栄養満点のカレーを罪悪感なくたくさん食べたいと思います(笑)
最後までお読みいただきありがとうございました。
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