【2024年最新版】理想の睡眠時間は?年齢別に紹介

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あなたは、日頃から十分な睡眠がとれていますか?

2023年12月に厚生労働省は健康づくりのための睡眠ガイド2023を公表しました。

ぴんころ
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健康に良い睡眠

年代別の目標睡眠時間などが

専門家による検討会でまとめられたものです。

結論からいうと、今回示された年代別の理想の睡眠時間は以下の通りです。

  • 小学生9〜12時間
  • 中高生8〜10時間
  • 成人6時間以上
  • 高齢者8時間以上にならないこと

ここからは、なぜこれらの睡眠時間が理想なのか、「睡眠ガイド」の内容をもとに分かりやすくまとめていきます。

ぜひ最後までご覧ください。

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日本人の睡眠時間は少ない?

2021年の経済協力開発機構(OECD)の調査によると、日本人の平均睡眠時間は『7時間22分』で各国平均の『8時間28分』より1時間以上短く、調査対象の33か国の中で最も短いという結果でした。

さらに、このようなデータもあります。

令和元年の国民健康・栄養調査結果において、1日の平均睡眠時間が6時間未満の者の割合は、男性 37.5%、女性 40.6%であり、性・年齢階級別にみると、男性の 30~50 歳代、女性の 40~50 歳代では4割以上を占めており、国民一人ひとりの十分な睡眠の確保は重要な健康課題となっている。

「健康づくりのための睡眠ガイド 2023」より
ぴんころ
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日本人は睡眠が足りていない人が多いんですね。

「しっかりと睡眠をとること」は健康を保つためにとても重要なので、気をつけたいです!

年代別に推奨される「理想の睡眠時間」は異なるので、それぞれについて確認していきましょう。

子供の睡眠時間

子供の理想の睡眠時間

成長期である高校生までは、成人よりも長い睡眠時間が必要です。

そのため、小学生は『9〜12時間』、中・高校生は『8〜10時間』睡眠時間を確保することが目標となります。
また、朝は太陽の光を浴びて、朝食をしっかり摂り、日中は運動をして、夜ふかしの習慣化を避けることが推奨されています。

子供の睡眠不足と弊害

こどもの睡眠時間が不足することで、以下のような問題が生じやすくなることが報告されています。

  • 肥満のリスクが高くなる
  • 抑うつ傾向が強くなる
  • 学業成績が低下する
  • 幸福感や生活の質(QOL)が低下する
ぴんころ
ぴんころ

規則正しい生活習慣を心がけ、十分な睡眠で子供の心身の成長をサポートしたいですね♪

成人の睡眠時間

成人の理想の睡眠時間

前述した通り、日本人成人の睡眠時間は諸外国に比べて短い傾向にあるため、意識的に睡眠をとることが大切です。

適正な睡眠時間には個人差がありますが『6時間以上』を目安として睡眠時間を確保しましょう。
また、食生活や運動等の生活習慣や寝室の睡眠環境等を見直して、睡眠休養感を高める工夫をすることも推奨されています。

睡眠不足が体にもたらす弊害

睡眠時間が極端に短い方は、以下のような病気のリスクが高まることが分かっています。

  • 肥満
  • 高血圧
  • 糖尿病
  • 心疾患
  • 脳血管疾患
  • 認知症
  • うつ病 など

さらに、40歳から64歳までの成人では、睡眠時間が短くなるにつれて総死亡率が増加することが示されており、睡眠時間の確保が健康維持に重要であるといえます。

睡眠を妨げる要因となる病気

十分な睡眠を心がけているにも関わらず「寝つきが悪い」「眠りが浅い」「疲れがとれない」などの症状があり、睡眠の質が低下している方は、以下のような病気が潜んでいる可能性があります。

  • 不眠症
  • 閉塞性睡眠時無呼吸症候群
  • うつ病などの精神疾患
  • むずむず脚症候群
  • 周期性四肢運動障害 など

これらが原因で「睡眠障害」が生じている場合は、睡眠環境や生活習慣を改善しただけでは症状を改善できないことが多いです。

そのため、これらが原因で日常生活に影響が出ている場合は、医師に相談することをおすすめします

高齢者の睡眠時間

高齢者の理想の睡眠時間

成人の場合は、睡眠時間が少ないことが問題となっていましたが、高齢者は反対に寝過ぎに注意が必要です。

長い床上時間は健康リスクとなるため、床上時間が8時間以上にならないことを目安に、必要な睡眠時間を確保することが推奨されています。

横になっている時間が長すぎるとどうなるの?

65歳以上の高齢世代では、睡眠時間と総死亡率の関連は明確になっていませんが、床上時間が約8時間以上の場合に総死亡率が増加することが報告されています。

必要以上に寝床にいたとしても、実際に眠れる時間が増えるわけではなく、睡眠の効率が低下していきます。

また、自宅でゴロゴロしている時間が増えると、日中の活動量の減少し運動不足になることも懸念されます。

ぴんころ
ぴんころ

何もせずゴロゴロしている時間を減らして、日中は活動することが大切なんですね!

そうすれば、グッスリと質のいい睡眠がとれそうです♪

【気になる豆知識】『寝だめ』はできるの?

Question

平日の睡眠不足を、休日に「寝だめ」して取り戻すことはできるの?

Answer

眠りを「ためる」ことはできません

たくさん睡眠時間をとることで疲労が回復したように感じるかもしれませんが、デメリットもあります。

「寝だめ」をすることで休日の起床時刻が大きく遅れると、体内時計が混乱し「時差ボケ」のような状態になり、健康への悪影響をもたらします。

そのため、休日に寝だめをするのではなく、平日に十分な睡眠時間を確保できるよう、睡眠習慣を見直しましょう!

理想の睡眠時間についてのまとめ

  • 世代別の理想の睡眠時間についてお伝えしました。
  • 子供は成長のための睡眠をしっかりと確保、成人は睡眠不足に注意、高齢者は寝過ぎに注意といった内容でした。
  • 健康を守るために「良質な睡眠」は不可欠だと思います。ぜひ参考にしてみて下さい♪
  • 最後までお読みいただきありがとうございました。

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