こんにちは、ぴんころです。
私は30代の医療従事者で、2021年4月に2回のワクチン接種（ファイザー社のワクチン）を終えました。
この記事では、コロナワクチンを打ってみて実際にどのような副反応が出たか、私自身と自分の周囲の場合についてお伝えします。
これからワクチン接種をする予定の方や、接種するか迷っている方に読んでいただきたい内容です。
ワクチン接種１回目の接種
私は地方の急性期病院に勤務しており、2021年3月中旬に1回目のワクチン接種をしました。海外ではすでに多くの方が接種されていましたが、日本で接種された方はまだ少ない状況でしたので、正直不安がありました。
近隣の病院で既に医療従事者向けのワクチン接種が始まっていたため、周囲の人の噂で「副反応があって体がだるかった」「腕が痛かった」「発熱した」など情報があり、自分は大丈夫かなとより不安になりました。
しかし、ワクチンの副反応よりも実際に新型コロナに罹患する方がこわいので、予定通り接種することにしました。注射を打った時の感想は、針を射すときはインフルエンザの予防接種と痛みは変わらないくらいで、ワクチンを注入する時の痛みはインフルエンザよりも少なく感じました。これは個人差があるようでした。
昼過ぎにワクチンを打って、その日の夕方頃からワクチンを打った側の腕を動かすと痛みがありました。晩御飯を作っているときにフライパンを左手で持った時と、お風呂で頭を洗うときに痛みを感じました。そのため、注射を打つのは特別な理由がない限り、利き手と反対側が良いと思います。
体の倦怠感も少しありましたが発熱はなく、心配していた副反応はほとんどありませんでした。次の日には腕の痛みは引いて、ほぼ通常通り仕事ができました。周囲の人も同じような症状が多く、接種部の痛みを感じた人が一番多いようでした。痛みを全然感じなかった人もいました。１回目の摂取で発熱した人は私の周りにはいませんでした。
参考までに、新型コロナワクチン接種後のこれまでの副反応の傾向は以下のような特徴があるようです。
ファイザー社のワクチン：先行的に接種を受けた約２万人の医療従事者を対象に、接種後一定期間（約１か月）に起こった症状・疾病を調査しています。
接種部位の痛み等が多くの方にみられました。接種部位の反応の頻度は、１回目と２回目の接種で大きな差はありませんでした。発熱、頭痛、倦怠感などの全身反応は、１回目接種よりも、２回目の接種で頻度が高い傾向がみられました。また、年齢が上がると頻度が低くなる傾向や、男性より女性の方が頻度がやや高い傾向が見られました。
モデルナ社のワクチン：高齢者の方への接種と並行して、１万人程度の自衛隊員を対象に、接種後の様々な症状の頻度を調べる調査を令和３年５月24日から開始しました。
１回目接種後の、疼痛・頭痛・発熱などの頻度やファイザーのワクチンとの比較などが報告されました。接種部位の痛みには年齢の違いは見られませんが、発熱、全身倦怠感、頭痛は年齢が若いほど頻度が高くなりました。
厚生労働省：新型コロナワクチンの接種後の健康状況調査より引用 （2021年6月23日現在の情報）
やはり、接種部の痛みは最も多い副反応のようです。
ワクチン２回目の接種
１回目から3週間空けて、2回目のワクチン接種を行いました。今回も、既に２回目の接種を終えた近隣の病院から、「2回目の方が副反応がきつい」「熱が出やすい」などの情報があり、１回目と同様にとても不安でした。
夕方に接種して、当日の夜は１回目と同様、接種部に少し痛みを感じる程度だったので、「大丈夫だ、１回目と変わらない」と安心して寝ました。ところが、朝方に寒気を自覚、関節痛などもでてきて明らかに熱が出る前の症状がありました。
その後38度台の発熱があり全身倦怠感も強かったため、仕事は休みをいただきました。解熱剤を服用し熱は徐々に落ち着きましたが、体がかなりだるく、その日は１日中横になっていました。食欲はあまりありませんでしたが、脱水にならないよう水分をこまめに摂りました。
翌日は、前日のことが嘘だったかのように普通通りになりました。いつ治るんだろうと不安だったので治ってとても安心しました。その後も発熱等の症状はなく、今も問題はありません。私の周囲の人で２度目のワクチン接種後に発熱した人は3割程度いました。いずれも1～2日で症状は治っており、副反応は一時的なものでした。
上記の参考資料にもあるように、これまでの統計で副反応は年齢が若い方が頻度が高いようですが、実際私の周囲でもそのような傾向がありました。いずれにしても、２回目の接種の前には事前に解熱剤や簡易に飲食できるものを準備しておくと良いと思いました。
まとめ
- ファイザー社の新型コロナワクチンを実際に打ってみた感想と副反応についてお伝えしました。
- これはほんの一例ですので、正確な情報は厚生労働省等の最新のデータが参考にしていただき、この記事は実際のワクチンを打った時のイメージの参考にしていただければと思います。
- ワクチンを打つときは初めてのことで誰しも不安になると思いますので、実際どのような副反応が起こりやすいのかを知り、事前に必要な準備をしてから接種されるといいと思います。
- 最後までお読みいただきありがとうございました。この記事がどなたかの参考になれば幸いです。
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