【心リハ用語解説】心臓の解剖、体循環と肺循環

この記事は約2分で読めます。
この記事では以下の用語について解説しています

・RA(右心房)/RV(右心室)

・LA(左心房)/LV(左心室)

・体循環と肺循環

スポンサーリンク

心臓の位置と大きさ

心臓前面の図

心臓の前面は第2‐6肋骨の間に位置します。左右をに、下部は横隔膜に囲まれ、背面は食道や気管支に接します。

心臓の大きさはほぼ握りこぶし大で、重量は200‐300gです。

原因は様々ですが、心臓に負担がかかり心不全を起こした場合、心臓の大きさが通常に比べて大きくなる場合があります。

心臓の4つの部屋

心臓は図のように、右心系(右心房、右心室)左心系(左心房、左心室)の4つの部屋に分かれます。

心房体や肺から運ばれてきた血液が戻ってくる場所です。心房が拡張する時に血液が戻ってきて、心房が収縮する時は心房から心室に血液が運ばれます。

一方、心室体や肺に血液を送り出す場所です。心室が拡張するときに心房から血液が流れ込み、心室が収縮する時に体や肺に血液が送り出されます。

循環

体循環と肺循環

体循環左心室→大動脈→全身→上大静脈・下大静脈→右心房

肺循環右心室→肺動脈→→肺静脈→左心房

体循環

全身の組織に酸素や栄養分を届けるため、心臓から全身へ血液を循環させることを体循環といいます。

肺でガス交換された血液が左心室から大動脈を通って全身をめぐり、上・下大静脈を通って右心房に戻ってきます。

肺循環

肺でガス交換をするために、心臓から肺に血液を循環させることを肺循環といいます。

体循環を経て全身をめぐった血液(静脈血)は、二酸化炭素を多く含んでいます。肺でのガス交換により、血液中の二酸化炭素と酸素が交換され、酸素を多く含んだ血液となります。

右心室から肺静脈を通って肺に運ばれた血液は、肺胞との間でガス交換をし、肺静脈を通って左心房へと運ばれます。

参考文献
・黒澤博身 監修:全部見える循環器疾患.成美堂出版.2017

他の循環器用語の検索は以下のページで可能です。ぜひ参考にしてみてください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました