こんにちは。ぴんころです。
今回は、私が26歳で第1子を出産して育児休暇を取った時の話です。私は理学療法士をしていて、これまでに2人の子供を出産し育児休暇を取得しました。
これからママになられる方や育児休業を取られる方、私と同じような経験をされた方に読んでいただきたい記事です!
第1子出産~育児休暇取得
妊娠~出産
私は25歳で結婚、26歳の時に第1子を妊娠・出産しました。
理学療法士は仕事柄動くことが多いため、妊娠中はお腹の張りとのたたかいでした。婦人科で早産傾向を指摘されたため、お腹の張り止めを内服しながら仕事をしていました。妊娠8ヶ月に入ったところでドクターストップがかかり、通常より早めに産前休暇をいただきました。
そして、予定日より2週間早く長女を出産しました。
育児休暇中
産後は1年間の育児休暇を取る予定でしたが、その当時の上司から、「今仕事が忙しいから、休みを10ヶ月に短縮してくれないか」との話がありました。
出産前からお腹の張りなどで職場に迷惑をかけていたという思いと、自分自身がまだ若くて思ったことを上司に言いにくいということがあり、その話を受け入れました。その当時、出産を機に主人の実家で同居する予定だったので、「何とかなるだろう」という少し甘い考えもありました。
初めての育児は思ったよりも大変で、産後の10ヶ月はあっという間に過ぎました。母乳育児でしたが、仕事復帰に向けてミルクの練習をしました。生後10か月というと、まだ離乳食の時期なので食事にも気を使わなければなりませんでした。
仕事復帰後は、70代後半の義理の祖母がまだまだ元気だったので、子供はしばらく保育園には入れず、自宅でみてもらうことにしました。ちなみに、主人の両親は仕事をしていました。
仕事復帰直前
そして、仕事復帰の日はあっという間に近づいてきました。
仕事復帰の前は、本当にとても不安でした。「仕事が今まで通りできるのか」ということや、「子供を預けて仕事に出て大丈夫だろうか」など、様々なことが仕事復帰2週間前くらいから頭に浮かびました。このときの私は「わがままでも、きっちり1年間休ませてもらえば良かった」と思っていました。
でも、仮に1年間休んでいたとしても色々不安は、必ず同様にあったと思います。
時短勤務開始
時短勤務の内容
いよいよ育休が明けて職場復帰しました。主人の実家は職場から遠く、片道50分くらいかかります。そのため、帰りの時間を少しでも早くしようと時短勤務を申請しました。
私の会社では、子供が小学校に入学するまで、30分単位で就業時間を各自選択できる「育児時間短縮制度」がありました。私は、終業の時刻を通常より1時間半早くしてもらうことにしました。
仕事復帰してみて思ったこと
仕事復帰は自分が想像していたよりもスムーズで、職場の周囲の方々が違和感なく迎えてくれたことをとても嬉しく感じました。時短勤務ということで、会議や研修会への参加がある程度免除されていたので、身体的な面では楽でした。一方で、他のみんなが働いている時間に、いち早く退勤することに申し訳なさを感じていて、精神的には少しストレスがありました。同世代の人がバリバリ働いているのをみて、正直少し焦りも感じていました。
納得いかなかったこと、後で後悔したこと
時短勤務をしてみて、当たり前のことですが給料の手取りは減りました。8時間勤務から1.5時間短縮なので、普段の約8割の給与となりました。
育児休業中は原則として出産後1年間、以下の金額が支給されます。
育児休業給付金は「休業開始時賃金日額×支給日数×67%(ただし、育児休業の開始から6か月経過後は50%)」により、算出します。
参考)厚生労働省 ホームページ Q&A~育児休業給付~
さらに、私の勤める会社では育児休業中の1年間、育児休業給付金と会社からの給与を合わせて概ね8割を上限として支給されていたので、復帰して初回の給与を見た時「あれっ?」と思いました。子供が1歳になるまでの約3カ月間、働いても働いていなくても、もらえる金額は変わらなかったのです。
自分の中では結構がんばって早めに仕事復帰したので、この事実を知った時は少しショックでした。実際に復帰した職場も極端に忙しいとは感じられず、こんな考え方は良くないのですが「私がいなくても回っていたのでは…」などと考えてしまい、なんだが何とも言えない気持ちになりました。皆さんにはこのような事がないといいなと思います。
このようなケースは少ないかもしれませんが、この経験から得られた教訓は以下のようなことです。
- 上司に職場への早期復帰を打診された時点で、育児休業制度や勤務先の制度などの情報を調べておく。
- 復帰後の具体的なイメージ(仕事、生活面の両方)を早めから考えておく。
まとめ
長々とお話させていただきましたが、今回の話で言いたかったのは以下の2点です。
- 妊娠~出産で職場に迷惑をかけてしまうかもしれませんが、育児休暇は遠慮せずにとった方が良い(後で後悔がない)
- 時短勤務にはメリットとデメリットがあるため、家族でよく話し合ってそれぞれの生活に合ったスタイルをとるのが良い
個人的な見解なので、違う意見の方ももちろんおられると思いますが、読んでいただいたどなたかの参考になれば幸いです。最後まで読んでいただきありがとうございました。
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