【健康寿命】元気で長く過ごすための取り組み

この記事は約8分で読めます。

みなさんは「健康寿命」という言葉をご存じでしょうか?

健康寿命とは「健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間」を指します。

ぴんころ
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つまり「元気で過ごすことが出来る期間(年数)」を健康寿命と表すのですね!

健康寿命について詳しく知りたい方はコチラの記事を参考にしてください→【健康寿命:平均寿命との差は〇歳!ピンピンコロリについて考える】

日本は2019年時点で「健康寿命」「平均寿命」ともに世界1位の国ですが、その秘訣はなんなのでしょうか?

この記事では、「健康寿命を伸ばすための国の取り組み」「各自治体の取り組み」ついてまとめています。

ぴんころ
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身近なところで行われている健康寿命への取り組みを知ることで、「自分も健康寿命を伸ばすために、何かアクションを起こそう!」と思えるかもしれませんね。

では、国の取り組みから見ていきましょう。

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日本の健康寿命延伸の取り組み 

健康日本21

日本では、2000年度から厚生労働省主導で「健康日本21」という取り組みが行われています。

健康日本21の進捗
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出典:厚生労働省資料

およそ10年を一区切りにして、目標を見直しながら取り組みが続けられてきました。

健康日本21(第2次)では、以下の項目が5つの柱(基本方針)として掲げられていました。

  1. 健康寿命の延伸・健康格差の縮小
  2. 生活習慣病の発症予防と重症化の予防の徹底
  3. 社会生活を営むために必要な機能の維持・向上
  4. 健康を支え、守るための社会環境の整備
  5. 栄養・食生活身体活動・運動休養飲酒喫煙歯・口腔の健康に関する生活習慣および社会環境の改善

参考:健康・体力づくり事業財団リーフレット「わたしたちは健康家族!健康日本21(第二次)」

具体的には53項目の目標が設定されており、2022年の最終報告では約5割が「目標値に達した」もしくは「現時点で目標値に達していないが、改善傾向にある」を占めた一方で、約3割が「変わらない」と「悪化している」にとどまり、課題を残している状況です。

「健康寿命の延伸」「脳血管疾患・虚血性心疾患の年齢調整死亡率の減少(10万人当たり)」などの8項目は目標値に達しましたが、「メタボリックシンドロームの該当者及び予備群」「睡眠による休養を十分とれていない者の割合」は悪化しています。

ぴんころ
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健康寿命や死亡率は改善されてきていますが、生活習慣病やストレスに関する項目が悪化しているのが心配なところですね。

継続した取り組みが必要のようです!

健康寿命延伸プラン

2019年には「第2回2040年を展望した社会保障・働き方改革本部」において、「誰もがより長く元気に活躍できる社会の実現」のための三本柱の一つとして健康寿命延伸プランが策定されました。

健康寿命延伸プランの目標

2016年は男性72.14歳、女性74.79歳だった健康寿命を、2040年までに男女ともに3年以上延伸し75歳以上とすること

(2040年の具体的な目標値:男性75.14歳以上、女性77.79歳以上)

2019年時点の「日本の健康寿命の平均」男性「72.7歳」、女性「75.4歳」ですから、2016年よりも改善しているものの、2040年の目標値達成のためには積極的な取り組みが不可欠といえるでしょう。

「健康寿命延伸プラン」の概要は以下の通りで、健康に無関心な若い世代も含めて「全世代で健康づくりの取り組みをしていこう」というものです。

健康寿命延伸プランの概要
出典:eヘルスネット「健康寿命延伸プラン
ぴんころ
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自然に健康になれる環境が整備され、全世代で健康に関して意識が高まっていけば、健康寿命は必ず延伸していくと思います。

地方自治体の健康寿命延伸の取り組み 

健康寿命が長い都道府県では、実際にどのような取り組みが行われているのでしょうか?

健康寿命1位の県の取り組みについてまとめましたので、参考にしてみて下さい。

大分県:みんなで歩いてお得に、健康に

男性の健康寿命日本1位(令和3年12月時点)の大分県では、「おおいた歩得あるとっくという健康アプリを2018年から配信されています。

日常のウォーキングや健診などによって健康ポイントが付与され、ポイントが貯まると大分県内の協力店で割引などのサービスが受けられるアプリです。

出典:おおいた歩得ホームページ

ウォーキングだけでなく、以下のようなアプリの楽しみ方もあります。

うま塩もっと野菜スタンプラリー

大分県が認定した「うま塩もっと野菜メニュー提供店」で食事をすると、アプリのポイントが付与されます。

塩分控えめで野菜たっぷりなメニューを提供しているお店が対象となります。

このようなお店が増えることで、高血圧や心臓・腎臓の疾患などで「減塩」に取り組んでおられる方も、外食がしやすくなりますね

温泉巡りスタンプラリー

5か所の温泉のスタンプを集めるとポイントが獲得でき、10か所のスタンプを集めるとプレゼントに応募できる仕組みです。

温泉が多い「大分県」ならではですね。

おおいた図鑑

ウォーキングポイントに応じて、大分県の県産品「大分白ネギ」「スイートピー」などがアプリ内で成長します。
選択した県産品を5段階まで成長させるポイントが獲得でき、2種類成長させると「おいしい県産品」の抽選に応募できます。

ぴんころ
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街ぐるみで楽しみながら生活習慣の改善につながる環境づくりをしていて、とても素晴らしいと思います!

三重県:三重とこわか健康マイレージ事業

女性の健康寿命日本1位の三重県では、県民の健康づくりを社会全体で応援する環境づくりを進めるため「三重とこわか健康マイレージ事業」を2018年から開始しました。マイレージ事業の概要は以下の通りです。

マイレージ仕組み
出典:三重県HP「三重とこわか健康マイレージ事業」

この取り組みは、厚生労働省およびスポーツ庁主催の「第8回健康寿命をのばそう!」アワードにおいて、「厚生労働省健康局長優良賞」を受賞しています。

また、三重県では企業における主体的な健康経営の取り組みの推進として「三重とこわか健康経営カンパニー(ホワイトみえ)」認定制度という取り組みもされています。

ぴんころ
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「従業員の健康保持・増進への取り組み」が企業の将来への投資と捉え、企業側へアプローチするという点がすごいなと感じました!

このように町全体・企業を取り込むことで、健康への意識が定着していくんですね。

あなたの住む都道府県や市町村では、どのような取り組みがされているでしょうか?

「健康づくり 〇〇県」などで検索すると見つかると思いますので、ぜひチェックして活用してみましょう!意外なお得情報があるかもしれません。

今日から出来る健康寿命への取り組みは?

国や市町村の取り組みについては分かりましたが、健康寿命延伸のために私たちが実際に今日からできる具体的な取り組みはないのでしょうか?

国立がん研究センターなど国立高度専門医療研究センター6機関が、日本人の健康寿命延伸のために必要な予防行動などについて、目標を以下のようにまとめています。【出典:疾患横断的エビデンスに基づく健康寿命延伸のための提言(第一次)

1.喫煙

  • たばこは吸わない
  • 他人のたばこの煙を避ける。

2.飲酒

  • 節酒する。飲むなら節度のある飲酒を心がける。
  • 飲まない人や飲めない人にお酒を強要しない。

3.食事

  • 年齢に応じて、多過ぎない、少な過ぎない、偏り過ぎないバランスの良い食事を心がける。
  • 食塩の摂取は最小限に。(男性7.5g/日未満、女性6.5g/日未満)
  • 野菜、果物の摂取は適切に、食物繊維は多く摂取する。
  • 大豆製品を多く摂取する。
  • を多く摂取する。
  • 赤肉(牛・豚・羊の肉)・加工肉などの多量摂取を控える。
  • 甘味飲料(砂糖や人工甘味料が添加された飲料)は控えめに。
  • 年齢に応じて脂質乳製品タンパク質摂取を工夫する。
  • 多様な食品の摂取を心がける。

4.体格

  • やせ過ぎない、太り過ぎない。
  • ライフステージに応じた適正体重を維持する。

5.身体活動

  • 日頃から活発な身体活動を心がける。

6.心理社会的要因

  • 心理社会的ストレスを回避する。
  • 社会関係を保つ。
  • 睡眠時間を確保し睡眠の質を向上する。

7.感染症

  • 肝炎ウイルスやピロリ菌の感染検査を受ける。
  • インフルエンザ、肺炎球菌を予防する。

8.健診・検診の受診と口腔ケア

  • 定期的に健診を・適切に検診を受診する。
  • 口腔内を健康に保つ。

9. 成育歴・育児歴

  • 出産後初期はなるべく母乳を与える。
  • 妊娠糖尿病、妊娠高血圧症候群、巨大児出産の経験のある人は将来の疾病に注意する。
  • 早産や低出生体重で生まれた人は将来の疾病に注意する

10.健康の社会的決定要因

  • 社会経済的状況、地域の社会的・物理的環境、幼少期の成育環境に目を向ける。
ぴんころ
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たくさんの項目がありましたが、どれも健康寿命を伸ばすために有効だと裏付けられているものです。

「これならできそうだな」と思うものから始めてみましょう!

健康寿命を伸ばすための取り組みのまとめ

  • 健康寿命を伸ばすための国の取り組みや、自治体独自の取り組みの例についてまとめました。
  • あなたが住む町でも、行政の取り組みのしてこのような良い事業が必ず行われていると思います。
  • 人は誰でも「いつまでも健康」というわけではないので、「健康寿命を伸ばす」ということを自分のことと捉えて、まず今できる行動からやってみることが大切ではないかと考えます。
  • 最後までお読みいただきありがとうございました。この記事の内容が一つでも参考になれば幸いです。

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